大切なのはオンデマンド印刷

出版代行サービスでは、自費出版の印刷にオンデマンド印刷(POD)を利用しています。PODは、お手軽な自費出版を可能にしてくれる立役者です。

では、具合的にPODとは、どんなものなのでしょうか。技術的には、PODは、レーザー、液体トナー、個体トナーでコンピューターデータを、印刷機に送って印刷をする技術のことをいいます。オンデマンド印刷機は、レーザープリンターやインクジェット・プリンターの大型版と言ってもいいでしょう。PODは、データを直接に印刷できるので、1部だけでも、さっと印刷をすることができます。従来の印刷のように、1部当たりのコストを下げるために、大量な部数を印刷する必要がなくなったのです。注文が入った時に、出版したい部数だけを印刷するということを実現させました。PODは、大変優秀で、ある会社で取り扱っているPOD本は、注文をしてから24時間以内に製本をしてくれるといいます。なので、在庫を大量に抱え込む必要もなくなったのです。

自分でデータをレイアウトして、ファイルも作ってしまえば、低予算で本が作れます。自費出版をしたいと思った時に、予算は問題ではなくなってきているのです。むしろ、印刷代を心配しなくてはならないのは、本が売れた時ということになるでしょう。

PODにも、もちろん問題点はあります。初期費用は安いのですが、1部あたりのコストが高いのです。また、印刷のクオリティも、オフセットやリソグラフには及びません。ですが、その違いを気にする人はほとんどいないでしょう。

大手の出版社も、ベストセラーを在庫切れにしないためだったり、新刊の緊急な増刷の際に、PODを使っていると聞きます。また、POD書籍の製作は、電子書籍版の製作にも流用しやすいという利点もあります。

自費出版をすることの喜び

本を作るには、大量の原稿を書かなくてはなりません。章立てを構成して、大見出しや小見出しを考えます。また、効果的なタイトルやサブタイトルもつけていきます。それらの作業をしていると、著者は自分の考えを再整理することができます。新たな発想や、考え方が変わってくることもあるのです。

原稿を書きだす前は、果たしてそんなに大量の文章を書くことができるのだろうか、と心配になる人もいるかもしれません。今まで大なり小なり苦労を重ねながら生きてきたのですから、必ず書けるはずです。ましてや、現在は、ITの普及によって、メールやブログで、文章を書く機会が増えています。現代は、活字離れではなく、紙離れの時代と言えるかもしれません。

プロの著者と違って、締め切りもありません。自分が納得がいくまで、何度書き直してもいいのです。出版社の編集者も、きっと良いアドバイスをくれるに違いありません。第三者であり、またプロである編集者の意見を聞きながら、作業を進めれば、きっと良い原稿に仕上がるはずです。

出版をした後は、必ず反響があると思います。本を手に取って買ってくれた読者や、献本をした人からです。謝辞や感想、意見を言ってくる人もいるでしょう。読者から連絡をもらい、人脈が広がることもあります。自費出版をすることは、自分の考えを再整理して、新たな人付き合いを広げることに繋がります。自分の成長にも繋がるのです。