電子メディアと自費出版

最近では、自費出版などで、電子メディアなどを用いて、インターネット上に、オンラインストアを展開して、そこで、自費出版をするということもできるようになってきたようです。このような場合には、紙で出版をする場合とは異なって、多くの費用がかからずに、出版をすることができるため、手軽に自分自身の意志を、世の中に伝えやすくなる、ということは、確実に言えるかもしれません。しかし、そうであったとしても、ある程度の内容を伴っていたり、編集者の納得のえられるような内容であったりしなければ、ただ、お金を失ってしまうことにも、なりかねないということを、覚えておく必要があるのではないでしょうか。企画書を通して、出版社や、編集者を、説得させるためには、魅力的であるということが、前提条件にあるということはよく言われるわけですが、どのような出版物が、魅力的に見えるのかということに関しては、簡単に一言で説明をすることができてしまうかもしれません。はっきり、言ってしまえば「 実体験に基づいて、忠実にかけているかどうか」ということであると言えるかもしれません。経験に基づかず、自分自身の想像や、憶測に基づいて書かれた原稿においては、出版された後も、読者の共感を得ることは非常に難しい、ということは、容易に想像できるかもしれません。自分自身の、体験が世の中に動きを起こすということは、よくあることでも、あるでしょう。とにかく、実体験に基づいているということは、それだけでも読者へ訴えかけるものがあり、何よりも、説得力が増すということは、確実に言えるわけですから、一度も、出版をしたことがない、ただの素人が、頭の中であれこれ考えたとしても、たかが知れているということが、多くの編集者の意見であるということは、言えるかもしれませんし、実際に、現実に読者がどのようにして、応用することができるのか、という広く普遍的で一般性の高いものであるということが、自費出版物には、求められているということは、言えるかもしれません。

編集者との話し合い

当たり前のようですが、編集者のようなプロフェッショナルに対して、この出版物は売れます、などという風にアピールしてしまうことはむしろ逆効果で、厳しい視線にさらされることは間違いないと言えます。簡単に言い換えてしまえば、出版社を信頼するのではなく、出版社に信頼されるような人にならなければならない、ということです。そのためには、編集者に、原稿を持ち込んだ際に、それを選んでもらったことで、人柄であったり、人物を評価してもらう、というレベルまで自分自身の企画書や原稿を高めておく必要があります。そういう意味では、口頭でいくら説明をしたとしても、それを企画書の中などに反映していなければ意味がない、と言うことでしょう。売れる、売れないという、二分した考え方は、冷え込んでいると言われる出版業界においては、特にシビアになってきており、少しでも売れないという風に判断された出版物などを出し渋るような出版社も、多くなってきたように感じられます。昔のように、羽振りを利かせてたくさんの本を出版して、その中から、多く売り上げているものだけを残す、というような形式をとることは、ほとんど見かけなくなってきた気がします。その要因になっているものの一つとして挙げられるのが、不況や、出版形式の変化などがあるかもしれません。大手のインターネットサイトなどでは、電子化された出版物を購入することができるようになるなどして、紙の媒体などで十分に利益を得られなくなった、ということも間違いなく言えるかもしれません。

自費出版の難しさ

自費出版には様々な課題がありますが、単純化すれば、「自費出版をしたい」という風に考えている人の熱意が、編集者に十分に伝わるようであれば、不自由なく、 世の中に本を送り出すことができるかもしれません。他にも、出版社に売れるということを、とにかく伝えたいあまりに、企画書の内容を疎かにしたまま、編集者などに対して、「とにかく、この本は売れると思いますので」という風に、声かけをしているというケースが見られるようです。残念ながら、このような場合においては、まずは、原稿を持ち帰ってもらって、自分自身に何が足りないのかということをもう一度、見つめ直す作業を、粘り強く行ってもらう必要があると言えるのかもしれません。重要なのは、口頭で編集者に対してアピールをするのではなく、企画書や、原稿の中に、垣間見ることができる熱意であるということを、忘れずに覚えておく必要がでしょう。それでも、なお、自分自身が作った自作の出版物の元が売れるかどうかを判断してほしいと言う人も、少なからずいるようで、”売れる”という見込みを聞いてくるような人にも、このようなタイプは多いと言えるかもしれません。いずれにしても、ベテランの編集者を抱える自費出版社であっても、そのような問題に対して、 Yes と No で答えることは、難しい場合が多いわけですから、とにかく自分自身で企画書の内容を練り直すなどすることも重要だと言えるかもしれません。

自費出版の可能性

 インターネットとの親和性を重視した自費出版は、大きな可能性を秘めています。現に、欧米のセルフパブリッシングでは、受注してからPODで印刷され、顧客に発送する仕組みになっています。旧来のような、出版社に依頼した形式ではなくなっているのです。新しい自費出版においては、刊行した後でも、自由に修正することが出来ます。旧来の出版では、タイトル一つとっても、刊行後に後悔するのが常でしたが、今では急に思いついたキーワードをタイトルに混ぜたりして、検索エンジン向きの販売戦略をいつでも立てることができるのです。検索エンジン以外にも、特定の通販サイトにおいて、どのようなキーワードを混ぜればヒットし易いかを学ぶことで、著者が出版社の立案者の役割も兼ねられます。
 出版界のこうした動きは、書籍とSEOとの結びつきを思わせます。つまり、自社のサイトが検索結果の上位にランキングするように策を練るSEOを、書籍販売に適用すること抜きにして、将来の出版界は成り立たないということです。もちろんSEOの基本的戦略はSNSやブログにも敷衍されるでしょう。そうすれば、自費出版はSNSにおける繋がりの様態とも関係するようになり、出版のあり方はソーシャルメディアのコミュニティ構築から大きな影響を受けることになるはずです。
 以上、自費出版の可能性を纏めるならば、旧来の出版社に頭を下げていた時代は終わり、今後は出版社とも、取次とも、書店とも、無理に付き合う必要はなく、読者と直接インターネットを介して繋がり、情報のやり取りをすることになります。それが新しいプロモーションの中核になり得るということです。最先進国である米国において、セルフパブリッシングが成功したことは、今後の可能性を端的に示しています。

自費出版でどこまで書くべきか

自費出版の自分史においてどこまで書くべきなのかということで悩まれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
これはケースバイケースとしかいいようがないのですが、それではあまりにも無責任なので何に影響するかということから考えてみると作品の内容によるのではないでしょうか。
具体てきにいうと戦争などの現代の日本では想像しかできない経験などはその人の思い入れによって変動するはずです。
書くだけでも思い出すのでそれが嫌で途中できりあげて短くするのか自分に負担をかけても伝える価値があると内容を掘り下げてみるのか非常に難しい問題です。

別に戦争といったものでなくても恋愛において大きく失恋したことや中には暴力を受けてふさぎこんでしまった。
大切な人を失ってしまった。
幽霊が見えた、など世の中には他の人があまり経験していないようなことを経験した人もきっといるはずです。
もしそういった経験がない場合でも私であればですが

0~7歳(小学校入学まで)
小学校卒業まで
中学校卒業まで
高校卒業まで
大学卒業まで
社会人になってからなど

節目節目で話をまとめて基本のストーリーの話の中に1~3つほどサブのエピソードをセットにして構成するでしょうか。
しかし製本化において価格との兼ね合いもありますし巻数をわけるか1冊にまとめるのであれば何かを取捨選択する必要もでてくるかもしれません。
もうひとつの方法としては他の方の自分史を読んでみて魅力的だなと思った作品のページ数を参考にしてみるというのはどうでしょうか。
人生経験は人によってまったく違うのでページ数だけでもあまり参考にならないかもしれませんが中の構成やまとめ方などを参考にすることで総ページをどうするべきか見えてくるかもしれません。

誰のために自分史を書きたいか

自費出版といえば自分史ですがではその自分史は一体だれのためになにのために作れば良いのでしょうか。
今回はそれについて触れてみましょう。
まず第1に自分のために書く価値がある、ということでしょうか。
自分のためにといっても目的は著者によってまちまちでしょう。
自分自身がこの世に生まれてきた意味や証をこの世に残すためであったり作品を完成させることそのものに満足感や達成感を得るためであったり自分で自身の過去を振り返り反省しこれからに活かすため、などでしょうか。
素晴らしい作家さんはたくさんいますが自分史は自分にしか作れないのです。
第2にお子さんや孫、ないしは親族のために書く価値があるでしょう。
みなさんは父や母、おじいちゃん、おばあちゃんのことなどほとんど知らないという方も多いのではないでしょうか。
時の流れが早い中、お子さんや甥の方はきっとあなたが書いた自分史を見て今後の生き方の羅針盤とすることができるかもしれません。
私は平成生まれに近い人間ですが昔よりも今の子供達は周りのいうことを聞かなくなったのではないでしょうか。
そんな中、自分史は本なのですんなりと感情や心に入っていくことが考えられます。
場合によっては家族の仲がさらに良くなるかもしれません。
第3に社会のために自分史を書く、というのはどうでしょうか。
自分史を書いていると、その時代の社会の様子をうかがい知ることができます。
時代を超えた自分史などの資料は歴史家や研究者などプロの手によって残されていますね。

出版部数

自費出版で作成する部数は、その目的によっても様々です。例えば個人の記念で作るのであれば10冊なくても足りるでしょうし、知人などに配りたいとなれば50冊はあっても良いかもしれません。

基本的には「自分の欲しい分だけ印刷する」というのが基本ですが、もしも書店流通をさせたい、販売を目的にしたいという場合には印刷する部数を考えなくてはいけません。

販売を目的にする場合、大きく分けると自分で販売経路を持つ方法と、書店に流通させるという方法の二つに分かれます。例えば自分でネット通販のサイトを持つ場合や、イベントや講演で販売するという場合は、それぞれ自分に合った冊数を考えておけば問題ありません。しかし書店で流通させる場合には、冊数によって対応が変わってくるそうです。

ある出版社では、1000部の出版は大型書店の本店で平積みが可能になる冊数で、3000部で中心都市での大型書店での平積み、5000部になると全国の書店を狙っていけると言われているそうです。部数が多ければ多いほど、単純に人の目につきやすい工夫を行うことができるそうです。出版社によって対応も変わってきますので、まずは相談をしてみるのが良いでしょう。

少なめに印刷しておいて売れたら増刷をするという手段もありますが、大量部数の場合は初めに印刷しておいた方が費用は安くなります。ただし、在庫を抱えてしまうというリスクもあるので、どちらを取るのかは個人の判断になってきます。どうしても在庫を抱えてしまうのが怖いという場合には、電子書籍を検討してみても良いかもしれません。出版社によっては、何部を紙媒体で印刷をして、後は電子書籍で販売をするという分けた方法を取ることもできるようです。

文章ルールと校正

自費出版で本を作る場合、絵本や写真集、漫画などでない場合、普通は文章を書くことになります。エッセイや小説、自分史など、長い文章がある場合には当然ながら誤字脱字などの誤植が出てきます。この間違いを見つけるのが、校正の仕事です。漢字の変換間違いやタイプミスをはじめ、自分で勘違いして覚えていたような言葉は人に指摘されて初めて気付けるということもあるかもしれません。

出版社によっては回数制で校正をサービスで行ってくれるというところもあるそうです。校正のサービスがなければ自分で校正者を外注で頼んでも良いですし、著者校正として自分で何度も推敲するのももちろん問題ありません。

人によっては校正自体を行わないこともあるそうですが、人間ですのでどうしても間違いはあります。せっかく本を作るのですから、なるべく完璧に近い文章に近付ける努力はしても良いかもしれません。印刷した後にミスが見つかってしまうと差し替えることも難しいですし、未然に防ぐのが一番良い方法でしょう。

特に自分で校正を行っていると、つい文章を直したくなるということもあるかもしれません。推敲を繰り返すことで文章は洗練されていきますし、もちろん良いことだと言えます。問題は、内容が気になり過ぎて完成まで持って行けないという場合です。

どうしてもきりがなくなってしまう場合はプロの校正者に任せてしまうこと、自分で最大の校正回数を決めること、初めから「間違いはあるもの」として割り切って見直しをするのも良いかもしれません。それでも本の形にするまで踏み切れないという場合は、早めに自費出版の契約を結んで、出版までの期限をあらかじめ定めてしまうのもひとつの手です。

売れる本にするためには

オンラインストアの最大の利点は、検索システムを通して、素人作家の本でも、人目に触れるようにしてくれるということでしょう。ただし、利用者が本を探してくれないと、この利点は生かされません。すでに多くの読者がいるノンフィクションの分野が、自費出版には向いていると言えるでしょう。実用書やビジネス書などの、人気の分野は、利用者が検索をかけてくれれば、ヒットをする可能性が高いです。反対に、フィクションは厳しいと言えるでしょう。

本は厚すぎず、薄すぎない、中くらいの長さがいいでしょう。PODは初期投資は少ないですが、1部あたりの費用は、従来の印刷よりも高くつきます。1頁あたりの費用が肝心なので、手ごろな価格にするには、適度な長さに収めるのが望ましいです。幸い、ノンフィクションに限っていえば、厚すぎる本は好まれない傾向にあります。読者の嗜好と一致していると言えるでしょう。

大手POD会社の、モノクロ印刷機は、写真や図版も印刷ができます。ただ、高速印刷であるため、細かいレイアウトには向いていません。裁断の時に、ズレが生じてしまい、紙に余白が出てしまうので、裁ち切りに頼るレイアウトの多い書籍には向いていないと言えるでしょう。

モノクロ印刷だけではなく、フルカラー印刷も行っていますが、フルカラーで利益を出すのは、難しいと言われています。

作品の知名度や著者に関係なく、絵本がオンラインストアで成功した例は、ほとんどありません。これは、両親や祖父母が、書店で手に取って選ぶもの、という絵本の特徴が影響しているからでしょう。当然、フルカラー印刷が必要な分野ですので、オンラインストアで利益を出すのには、最も向いていない分野だと言えるでしょう。

大切なのはオンデマンド印刷

出版代行サービスでは、自費出版の印刷にオンデマンド印刷(POD)を利用しています。PODは、お手軽な自費出版を可能にしてくれる立役者です。

では、具合的にPODとは、どんなものなのでしょうか。技術的には、PODは、レーザー、液体トナー、個体トナーでコンピューターデータを、印刷機に送って印刷をする技術のことをいいます。オンデマンド印刷機は、レーザープリンターやインクジェット・プリンターの大型版と言ってもいいでしょう。PODは、データを直接に印刷できるので、1部だけでも、さっと印刷をすることができます。従来の印刷のように、1部当たりのコストを下げるために、大量な部数を印刷する必要がなくなったのです。注文が入った時に、出版したい部数だけを印刷するということを実現させました。PODは、大変優秀で、ある会社で取り扱っているPOD本は、注文をしてから24時間以内に製本をしてくれるといいます。なので、在庫を大量に抱え込む必要もなくなったのです。

自分でデータをレイアウトして、ファイルも作ってしまえば、低予算で本が作れます。自費出版をしたいと思った時に、予算は問題ではなくなってきているのです。むしろ、印刷代を心配しなくてはならないのは、本が売れた時ということになるでしょう。

PODにも、もちろん問題点はあります。初期費用は安いのですが、1部あたりのコストが高いのです。また、印刷のクオリティも、オフセットやリソグラフには及びません。ですが、その違いを気にする人はほとんどいないでしょう。

大手の出版社も、ベストセラーを在庫切れにしないためだったり、新刊の緊急な増刷の際に、PODを使っていると聞きます。また、POD書籍の製作は、電子書籍版の製作にも流用しやすいという利点もあります。