嫌われる作家

出版社に嫌われる作家には、共通する行動パターンがあります。一つは、売れ始めて色々な業界との付き合いが始まり、そこで耳にした怪しい儲け話等を持ちかけてくるものです。作家と出版社とはあくまでもビジネス上の付き合いなのですが、仲良くなった編集や担当者に対して、平気でその種の話をする作家もいます。本人は迷惑な振る舞いだと考えていないようですが、出版に無関係な話を持ち出すのはルール違反です。
二つには、編集との付き合い方について、勘違いしているものです。作家は編集より地位が高いわけではありません。そのことを認識せず、編集の意見を聞き入れない横柄な態度を見せる作家は少なくありません。例えば、編集が選んだデザイナーの仕事に難色を示したり、校正の仕事に難癖をつけたりすることがあります。もちろん出版社サイドから意見を求められた場合は、自由に伝えればよいのですが、その場合でも、敬意を払うことは心掛けるべきでしょう。見下されたと感じた編集者は、2度とその作家と仕事をしようとは思わないはずです。
社会常識の欠如している作家も、やはり嫌われることが多いと言えます。作家は風変わりな人が多いものですが、いざとなれば常識的な行動が取れる、或いは非常識な行動を避けることが出来るのも大切です。例えば作家の執筆は深夜に及ぶことも珍しくありませんが、そのルーティーンを出版社の人間にも押し付けることはできません。深夜でも編集者に連絡できると考えている作家は、ひどく自己中心的な性格だと言えます。心当たりのある人は、控えるようにしましょう。

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